1日の摂取量は300mg以下
マヨネーズ(卵黄)、洋菓子(バターや生クリーム)など、加工食品にもコレステロールが含まれています。
どの種類の脂肪も高エネルギーであることに変わりありません。摂りすぎは中性脂肪を増やすことになるので、適量を守ることが大切です。
種類 | 働き | 食品例 |
飽和脂肪酸 | コレステロールや中性脂肪を増やす。 | 肉類、卵、バター、チーズ |
一価不飽和脂肪酸(酸化されにくい)・・オレイン酸など | コレステロールを減らす | オリーブ油、菜種油 |
多価不飽和脂肪酸(酸化されやすい)・・リノール酸など | コレステロールを減らす。 | 紅花油、大豆油、コーン油、ごま油 |
多価不飽和脂肪酸(酸化されやすい)・・αリノレン酸など | コレステロールを減らす。 | サラダ油、しそ油、菜種油、大豆油 |
多価不飽和脂肪酸(酸化されやすい)・・DHA(ドコサヘキサエン酸)、IPA(イコサペンダエン酸)など | コレステロールを減らす。血液の流れをよくする。 | 魚介類 |
抗酸化食品とは、動脈硬化の一因となるLDL(悪玉)コレステロールの酸化を防ぐ作用のある食品のことです。
肉や揚げ物を食べる時は、副菜や付け合わせに野菜を多めに食べるようにしましょう。
食物繊維には、食事から摂ったコレステロールの吸収を抑える作用があります。
欧米化した現代の食生活では、食物繊維は不足しやすいもの。根菜や海藻などが豊富な和食を見直しましょう。
アルコールや菓子類などは、高エネルギーで、体内の中性脂肪を増やしやすい性質があります。肥満気味の人や、中性脂肪の高い人は注意しましょう。
健康のためには、正しい食生活が基本です。
でも「続けるのが大変」という場合は・・・
「血中コレステロールを低下させる」「コレステロールの吸収を抑える」などと表示されたトクホ(特定保健用食品)を活用するのもひとつの方法です。